今回は、中身が透けにくい、裏地紋印刷の封筒のトムソン加工事例をご紹介させていただきます。
■地紋印刷について
地紋とは、連続した模様のことです。封筒では裏地紋と言って、封筒の内側に地紋印刷をすることがあります。これは、内容物が外から透けるのを防止する役割があります。透け対策としては、封筒を2重にする、内容物の外側に紙を1枚余分に入れるなどの方法もありますが、地紋印刷のほうが封筒を使用する人の手間がかかりません。
では、地紋印刷でどの程度透けを防止できるのでしょうか?比較してみました。
地紋印刷でも、100%透け防止はできませんが、かなり内容物が透けにくくなっていると思います。給与明細や個人情報、機密情報等を送る際に、裏地紋の封筒が活躍します。
もちろん、全く透けない紙を使用すれば透けない封筒も作ることができます。ヤマトでは、全く透けない封筒の加工実績もございますので、よければそちらもご覧ください。
匠のブログ(カードを入れる黒の透けない封筒)はこちらから>>
■封筒のサイズについて
この封筒は、洋形長3号と呼ばれるサイズの封筒です。洋形というのは、長辺に蓋がついている封筒のことです。洋形封筒には、カマス貼りとダイヤモンド貼りがあります。
ダイヤモンド貼り封筒にご興味がある方は、こちらから加工実績をご覧ください。
匠のブログ(謎解きキットを入れるダイヤモンド貼り封筒)はこちらから>>
また、洋形長3号というのは、仕上がりが148×98mmの封筒のサイズです。このサイズはA4を3つ折りにしたものを入れるのに適しています。
■今回のトムソン加工について
この製品では、打ち抜き加工を行わせていただきました。封筒のトムソン加工では、罫線(折り筋)を入れる場合もありますが、機械(製袋機)で貼り作業を行う場合は、罫線を入れる必要がありません。
製袋機については、こちらの動画をご覧ください。
ヤマトでは、様々な形状・特殊紙の封筒のトムソン加工実績がございます。封筒製作やトムソン加工のご質問・ご依頼などございましたら、お気軽に大阪のトムソン屋 ヤマト紙工までお問い合わせください。
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加工内容 | 打ち抜き加工 |
商品形状 | 封筒 |
紙の種類 | ヴァンヌーボV-FS スノーホワイト 73k |
紙の寸法 | 菊全 6丁 |
印刷の色数 | 4/1 |
こだわり/現場の声 | 今回製作しましたのはよく見かけるビジネス用封筒ですが、企業様のブランドイメージを高めるため一般紙を使わず、ヴァンヌーボというファインペーパーを使用しています。73kはヴァンヌーボシリーズでは最も薄い紙のため、封入情報が透けないよう地紋印刷を行っています。■ヴァンヌーボの特徴について印刷適正と紙の風合いを持ち合わせた、ざらっとした白色の紙といったところ。V-FSやVG-FSなど紙表面の平滑性やグロス感の異なる紙が5種類ほどあるようです。個人的には見た目・違いが分かりづらいように思います。紙自体の価格帯は、もちろん上質紙といった一般紙よりも高めですが、ファインペーパー等の特殊紙の中ではまだ安価な方なので、封筒や会社案内・ポケット付きファイルに非常に向いているのではないでしょうか。ちょっと変わった紙をお求めの方にはオススメの紙と言えます。 ヴァンヌーボに似た紙では、Mr.BやミセスB-F、OKミューズシリーズなどがございます。 ■ヤマトでは封筒のトムソン型代無料!木型貸出サービス実施中!!受注案件の約3割を占める封筒のトムソン加工において、これまで多種多様な紙・形状の封筒を取り扱ってきました。今回ご紹介のビジネス封筒をはじめ、 通常は、封筒の型代は形状にもよりますが、最低価格¥15,000~、多くの場合は¥20,000~¥40,000ほど初回費用が必要となります。しかし、「〇〇な形の封筒ありますか?」「〇〇サイズの入る封筒ありますか?」と問い合わせていただくだけで、お好みの形状が見つかれば型代無料でアイテムを製作いたします。たいへんお得に封筒をご製作いただけます! |
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