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金属風の紙を使用した高級感のあるPOP

今回はメタリックな紙で作られたプリンのPOPをトムソン加工させていただきました。

■スペシャリティーズの紙について

スペシャリティーズとは、メタリック調やパール調の特殊紙のブランド名です。少し高級な商品の台紙やPOPには、この用紙が使われることもあります。
画像でも少しはわかるかと思いますが、表面は金属のように見えます。金色でかなり光沢が強いため、高級感がより表されたPOPになっています。

このような紙は、蒸着紙と呼ばれます。
この蒸着紙ですが、紙粉が出やすい紙の1つです。ヤマトでは、紙粉を抑えるため、木型に様々な工夫を施しています。ご興味がございましたら、こちらの記事もご覧ください。
トムソン豆知識(トムソン加工におけるゴム付の重要性)はこちらから>>

■今回の加工について

今回は、POPの打ち抜き加工をさせていただきました。このような紙を加工する際、指紋や傷がつかないよう細心の注意を払いながらトムソン加工を行う必要があります。

こちらは丸い形のPOPです。黒色と金色の2色のみ使われているので、重厚な雰囲気のPOPに仕上がっていますね。

 

ヤマト紙工では、スペシャリティーズなどの特殊紙の加工も承っております。高級感のあるPOP製作をお考えの方や、トムソン加工のご依頼・ご質問などある方は、お気軽に大阪のトムソン屋 ヤマト紙工までお問合せください。
見積もり依頼・お問い合わせはこちらから>>

 

■加工概要

加工内容 打ち抜き加工
商品形状 POP
紙の種類 スペシャリティーズ No.216
紙の寸法 4/6判 4切 20丁
印刷の色数 UV印刷 1/0
こだわり/現場の声

今回は、高級な抹茶プリンの店頭POPを製作しました。

紙の選定では、商品が抹茶プリンなので濃い緑の色調とマッチする高級かつ上品で光沢のある表面金色の紙「スペシャリティーズ No.216」をチョイスしました。

この紙は特殊紙のため通常のオフセット印刷では色が乗らないのでUV印刷しています。しかしながら、UV印刷にもかかわらずトムソン加工時少しインキの乗りが悪かったので、数日おいてトムソン加工し、特に問題なく仕上げることができました。

紙が紙だけに非常に高価なため、形状問わずやはり加工するときはかなり慎重に加工しました。少し何かにこすっただけでくっきりとこすれの痕がいきますので、本当に慎重に加工しなければなりません。

ヤマトにて特殊紙を使用したPOPを作ってみませんか?

今回の形状は四角と丸に抜くごくシンプルな形状でしたが、もちろん台紙や口紙など変形の抜きも可能です。ヤマトにはトムソン会社ならではの目線と確かな加工技術を備えています。

用途・業界に合わせた紙・形状のご提案も承っておりますので、お気軽に相談くださいませ。

図面