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食品外装用 和紙(新だん紙)のタトウ折り包み紙

今回は食品用のタトウ折り包み紙・パッケージのトムソン加工事例をご紹介させて頂きます。

ご依頼時、お客様から以下のご要望を承りました。

・高級ハムの外装用包み紙を製作してほしい
・仕上がりはA4サイズで和風
・封をする際はラベル(シール)で留める
・誰でも簡単に包むことができる形状

上記の要望を踏まえ、ヤマトではこちらの2つをご提案させていただきました。1枚目が包み紙、2枚目がパッケージ型です。(今回は1枚目の包み紙を採用いただきました。)

 

和風な仕上がりをご希望だったため、和紙を使用しています。また、パッケージタイプは中に入れる商品の重みに負けないよう、和紙の中でも厚めのものを使用しております。

■タトウ折り包み紙について

「タトウ」には様々な意味合いがありますが、主なタトウ折りは、3つ折りにした後、上下を折り込む折り方のことを指します。ご祝儀封筒などでよく目にする折り方ですね。

「タトウ」について、詳しく知りたい方は、トムソン豆知識に詳しい内容を掲載しておりますので、そちらをご覧ください。
トムソン豆知識(タトウ折り封筒とは)の記事はこちらから>>

ヤマトで製作した封筒は以下の手順で折ります。

お客様からのご要望の中に、ラベルで封をしたいとのご要望がありました。この形状の場合、ラベルを貼ることもできますし、ラベルなしでも差し込みで閉じることができます。ダイヤ貼封筒を洋型といいますが、このように縦横に織り込むと和の雰囲気が際立ちますね。

また、この包み紙には罫線がありますし、折り方もシンプルですので、どなたでも簡単に包装できる形状となっています。

差し込み部分は差し込みやすいように下の画像のような切れ目が入っています。この切れ目があることで、差し込む際スムーズに差し込むことができます。

 

■タトウ式パッケージについて

タトウ式パッケージとは蓋部分が封筒のようになっている形状のものを指します。額縁・絵画などを入れる箱に多い形状だそうで、封は紐でするタイプのものが多いようです。

ヤマトでは、商品を差し込む切れ目を入れた、パッケージを製作しました。こちらも、商品をさしこんだあと、折りたたんで差し込むだけなので、簡単に包装することができます。

 

パッケージの場合は、切り込みに商品を差し込むため、商品をきれいに並べて包装することができます。切り込み部分は片方がへの字になっており、商品を素早くまっすぐに入れることができます。

パッケージは厚めの和紙で作られているため、罫線は強めに入れてあります。

 

ヤマトでは、封筒・包み紙・パッケージ・仕切り等の形状提案からのご依頼も承っております。紙製品の製作にお悩みの方、トムソン加工のご質問・ご依頼などある方は、お気軽に大阪のトムソン屋 ヤマト紙工までお問い合わせください。
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