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ポップコーンのパッケージケースに必要な事は?

今回はポップコーンのパッケージをご紹介します。

ポップコーンのパッケージに必要な条件は下記3点です。

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1.手を入れてポップコーンを取りやすい形

2素早く組み立てられる

3.ポップコーンの油が紙に染み込まない

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特徴1.手を入れやすい上が広がる台形の箱

 

 

台形の箱の構造

 

パッケージの糊付けを機械で自動的に加工する場合、パッケージの展開図は平行でなければ加工できません。

底が狭まる形状は、通常の工程では機械での糊付けはできませんので、

ワンタッチ底の台形のケースを作るために、糊付けの工程に1工程追加し、加工しています。

 

 

特徴2.素早く組み立てられる

ワンタッチ底

お客様にすぐに渡せるように、パッケージを素早く組み立てる必要があります。

こちらはワンタッチ箱と呼ばれ、底の面に2箇所の糊貼りを設けて、

箱を開くときに自動的に底の部分が組み上がるので、素早く組み立てられます

貼り加工が多い分コストはかかりますが、ワンタッチで組み立てられるので梱包作業の時間を短縮することができます。

出荷数量が多い業者様や、素早くパッケージを用意したいショップ様に特におすすめです。

 

 

 

3.ポップコーンの油が紙に染み込まない

用紙の加工について

 

ポップコーンは油で調理されているので、そのままだとパッケージに油が染み込みボロボロになってしまうので

ポップコーンが直接触れる裏側にはニス引き加工を施し、ポップコーンの油が紙に触れないよう工夫されています。

 

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用紙:両面コート紙 アイベストw

加工:片面ニス引き 四角台形パッケージ ワンタッチ底加工

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いかがでしたか?なにげなく映画館で見かけるポップコーンのパッケージですが、実は使いやすいように様々な加工が施されています。

今回は、ポップコーンのパッケージの加工事例のご紹介でした。


ヤマト紙工では、様々な形状の箱の加工実績がございます。また、印刷からのご依頼も承っております。提携の紙屋・印刷屋がございますので、お客様のご要望に沿ったご提案をさせていただきます。

 

トムソン加工に関するご依頼・ご相談等ございましたら、大阪のトムソン屋 ヤマト紙工までお気軽にお問い合わせください。

 

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