今回は、卓上カレンダーのトムソン加工事例をご紹介させていただきます。こちらは、A6サイズ(105mm×148mm)の卓上カレンダーです。1枚で1か月分のカレンダーが印刷されています。
A6サイズは、文庫本などで採用されているサイズです。大きすぎず小さすぎないので、卓上に置くのにぴったりのサイズ感です。
このカレンダーの場合はプラスチックのスタンドケースに入れて飾りますが、卓上カレンダーの中には、厚紙をスタンドにして飾るタイプもあります。
ヤマトでは、カレンダー台紙のトムソン加工の実績もございますので、ご興味ございましたらご覧ください。
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さて、一見シンプルなカレンダーに見えますが、このカレンダーには、実はちょっとした工夫が施されています。
■今回のトムソン加工について
この製品では、打ち抜き加工・切込み加工・穴抜き加工を行わせていただきました。
実はこのカレンダーはただ四角いだけではなく、中心部分に下の画像のような切込みが入れてあります。
切込みは半円形になっており、先は丸く穴が空いています。丸く穴を空けておくことで、切込み部分に力を入れた際に紙が破れてしまうのを防ぐ効果があります。
そしてこの切込みは、カード型カレンダーの上に別の月のカード型カレンダーを差し込むためにあります。切込みに差し込むことで、2か月分のカレンダーが見える状態で、カレンダーを飾っておくことができます。月末・月初の予定を確認する際には、このように2か月分見える状態のほうが便利ですよね。
■カレンダーに使用される紙について
このカレンダーには、白板紙が使用されています。白板紙は少し厚めの紙で、白いので印刷適正もあります。掛けて飾るような大きいポスタータイプのカレンダーの場合は、コート紙などが使われることが多いですが、卓上タイプでは、ポスタータイプよりも少し厚めの紙が使われることが多いです。ポスタータイプの場合も、卓上タイプの場合も、写真やイラストが綺麗に印刷できるように、印刷適正に優れた紙が採用されることが多いです。
以上、今回は卓上カレンダーのトムソン加工事例のご紹介でした。
ヤマトでは、紙製カレンダーの型抜きや切込み入れ、折スジ入れ、ミシン目入れ等、各種加工を承っております。ご質問や見積もりのご依頼等ございましたら、大阪のトムソン屋 ヤマト紙工までお気軽にお問合せください。