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ビンゴカード風のリスクチェックシート

今回はビンゴカードのように穴をあけて使う、オーラルフレイルのリスクチェックシートのトムソン加工事例をご紹介させていただきます。

 

 

オーラルフレイルとは、口腔機能のささいな低下のことだそうです。このチェックシートでは、オーラルフレイルの危険性が高いかどうかを簡易的に調べることができます。

■今回のトムソン加工について

今回は、打ち抜き加工、折り加工、切込み加工を行わせていただきました。シンプルなカードですが、ビンゴカードのように折り曲げて穴をあけるため、様々なトムソン加工が施されています。

質問文の横に、はい・いいえと書かれており、この部分は切込みと罫線が入っています。そして切込み部分の上部にはトメがしてあります。

  

このチェックシートには、厚紙が使用されているため、罫線は太めに入れてあります。

 

ビンゴカードのように、はい・いいえの部分を押し込むことで、トメの部分がちぎれて、折り返すことができます。

 

そして、折り返し終わったら裏側を見ることでオーラルフレイルの危険性をチェックできるという仕組みです。ゲーム感覚で楽しくリスクチェックを行えるのは嬉しいですね。

 

ヤマト紙工では、様々なトムソン加工を承っております。オリジナルの形のカードやビンゴカードのようなチェックシートも作成できますので、ご依頼・ご相談などございましたら、お気軽に大阪のトムソン屋 ヤマト紙工までお問合せください。
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■加工概要

加工内容 打ち抜き加工、折り加工、切込み加工
商品形状 カード
紙の種類 アイベストW 菊判18.5k
紙の寸法 菊判 4切 4丁
印刷の色数 4/4
こだわり/現場の声

受注案件の約3割を占める厚紙パッケージ・台紙のトムソン加工において、多種多様な紙・形状が存在しますが、あらゆる厚紙トムソン加工を承っております。

今回はビンゴカード風抜きのご紹介です。

ビンゴカードはどのように、どんな機械で作っているのでしょうか?ビンゴカードは、木型を用いてトムソン加工で作ります。外周を抜くと同時に、めくり部分のカットとめくり後の折りクセを付けるため罫線入れを行います。

■ビンゴカード製作の注意点は何ですか?
①めくり部分が多くあるため、すべてのめくり部分が綺麗にカットされている必要があります。ビンゴカードがめくりづらいと思ったら、ちゃんとカットされていない、というご経験はないでしょうか?ヤマトではめくり部分のカットチェックをしっかり行うことで、加工品質を保っています。

②めくり部分と同じ数だけ折りクセを付ける罫線があります。折りやすく、またしっかり折りクセがつくように1本1本丁寧に罫線を入れる必要があります。1コマだけ罫線が入っていないなんてことにならないよう、しっかりとチェックが必要です。   

③めくり部分が知らないうちにめくれることのないよう、トメ(カットしない部分)を設けます。このトメは紙厚によって強さ・大きさを使い分ける必要があります。厚紙であれば概ね0.7mm~1mmのトメを入れます。薄紙であれば概ね0.5mm~0.7mmのトメを入れておけば、知らないうちにめくれることはないでしょう。紙厚だけでなく、PP加工等表面加工の有無によってもトメの強さ、大きさの調整が必要なこともあります。トメを入れる際は様々な条件を加味し、熟考していれる必要があります。

ヤマトにはトムソン加工における技術やスピードだけでなく、様々なノウハウも兼ね備えているため、間違いのない製品に作り上げることができます。

ヤマトにてビンゴカードを作ってみませんか?もちろん1シート20コマや32コマ、50コマ等多くのコマがあっても対応は可能です。また、ビンゴカードのデータを作成することも可能です。

ヤマトにはトムソン会社ならではの目線と確かな加工技術を備えています。

用途・業界に合わせた紙・形状のご提案も承っておりますので、お気軽に相談くださいませ。
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