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プラカップに入れるポップコーンラベル

今回は、プラカップの中に入れて使用するポップコーンラベルのトムソン加工事例を紹介させていただきます。様々な味のポップコーンラベルがあり、ラベルのデザインだけでも美味しそうに見えます。

 

このラベルとポップコーンを入れるプラカップですが、下の画像のような入れ物です。ドーム蓋と呼ばれる丸い蓋がついたプラスチックのカップです。ポップコーンの入れ物としてよく見かけるのは、映画館で使われる紙製のバケツタイプの物やスーパーで売っている袋タイプのものなどかなと思います。このようなカップに入っているとおしゃれ感がアップしますね。

 

ラベルはこのように丸めた状態でプラカップの中に入ります。

■今回の加工について

このラベルは打ち抜き加工を行わせていただきました。丸めてプラカップに入れるため、少し薄めのコート紙が使用されています。またコート紙を使用することで、ラベルのデザインが綺麗に印刷されています。

今回はすべて扇形に打ち抜きをさせていただきましたが、使っている食材や味に合わせて、ラベルの形を変えてみても面白いかもしれません。
ちなみに、本ブログにて、パンの形に切り抜いたリーフレットの加工事例を掲載しておりますので、ご興味ございましたらご覧ください。
匠のブログ(トースターの変形リーフレット)はこちらから>>

ヤマト紙工では様々な変形ラベルやPOPのトムソン加工実績がございます。ラベルやPOP製作をお考えの方、トムソン加工のご依頼ご質問がある方は、大阪のトムソン屋 ヤマト紙工までご気軽にお問合せください。
見積もり依頼・お問い合わせはこちらから>>

 

■加工概要

加工内容 打ち抜き加工
商品形状 ラベル
紙の種類 コート紙 菊判 62.5kg
紙の寸法 菊判 2切 6丁
印刷の色数 4/0
こだわり/現場の声

受注案件の約6割を占める薄紙のトムソン加工において、多種多様な紙・形状が存在しますが、あらゆる薄紙加工を承っております。

今回製作した紙ラベルは、罫線やミシン加工など一切なく、単に扇型に抜くだけです。一見簡単そうに思える商品かもしれませんが、コート紙 菊判62.5kgの厚みは一般的に薄紙の部類で、不得意とするトムソン会社さんが多いと言われています。

ですが、ヤマトの加工技術からするとコート紙 菊判62.5kgの厚みは「普通の厚み」の薄紙という部類のため、難なく綺麗にトムソン加工を仕上げることができます。


コート紙の抜きの場合、綺麗汚いの判断はどこを見れば分かるのでしょうか?

①トムソン加工特有のトメが大きいか小さいか
⇒トメが小さい方が抜き断面にトメ痕が目立たないため、綺麗に見えます。

②トムソン抜き圧が過度か適切かどうか
⇒過度に加圧して抜くと木型の刃先が鈍角となり抜き断面に「ひげ」が目立つことで綺麗に見えません。紙質紙厚に適した抜き圧で抜くと木型の刃先が鋭利なまま維持することができ、「ひげ」は発生することなく綺麗に見えます。


薄紙だけに言えることではありませんが、トムソン加工特有の「トメの量や大きさ」や「ひげ」「紙粉」の有無によって紙製品の見栄えが大きく変わります。



些細な事かもしれませんが、日頃からそのようなことにも気を使いながら、1枚1枚丁寧に作業を行っているヤマトにて紙ラベルを作ってみませんか?

ヤマトには鋭い目線と確かな加工技術を備えています。

用途・業界に合わせた紙・形状のご提案も承っておりますので、お気軽に相談くださいませ。 

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