今回は、和紙でできた包み紙のトムソン加工事例をご紹介させていただきます。
紙の打ち抜き（トムソン）加工は、紙の厚みがありすぎても難しいですが、逆に薄すぎても難しくなります。トムソン加工の工程は基本的には機械が行いますが、機械のセットや微調整など、やはり人の目と手にかかってきます。調整の際には、紙厚問わず神経を使いますが、そんな中でも和紙は特に難しい部類に入ると言えます。
和紙の多くは、薄いにも関わらずコシ(強度)がある特徴をもっています。ですので、通常の薄紙以上に抜き圧などの繊細な調整が必要になってくるのです。
■和紙の加工について
もともと紙の繊維が少し荒めで紙の独特の粘りのようなものがある和紙は、トムソン加工を行うと一般的な紙よりも断面に紙の繊維がほつれた仕上がりになったりしますが、それがまた和紙独特の雰囲気が出て、より「和風」を演出することができます。
ちなみに、このような封筒に近い形の、包み紙もあります。
こちらはあられを包む、包み紙です。こちらも和紙でできており、白藤とよばれる銀色のスジのようなものが入っている紙を使っています。また、水彩画風のイラストも印刷されており、より和風感が演出されています。
■和紙及び和風紙のご紹介
和紙は封筒から商品パッケージまで、「和風」のイメージを表現したい際によく使う紙です。一言に「和紙」といっても種類も豊富にあって、色や質感、厚みにいたるまで実に様々です。
ヤマト紙工では、どんなに薄い和紙でも熟練の職人が長年の知識と技術によって、ご要望通りにトムソン加工をおこなうことができます。本製品以外にも、和紙の加工実績がございますので、よければご覧ください。
匠のブログ(銀振り和紙の封筒（お茶漬け袋）)はこちら＞＞
もしも他社に断られた難しい薄紙の加工がござましたら、ぜひ一度大阪のトムソン屋 ヤマト紙工にご相談ください。
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| 加工内容 | 打ち抜き、折り加工 |
| 商品形状 | 包み紙 |
| 紙の種類 | 和紙 薄口 |
| 紙の寸法 | 菊判 2切 6丁 |
| 印刷の色数 | 金箔押しのみ（艶なし） |
| こだわり/現場の声 |
今回は食品の外袋に使用する和紙を用いた包み紙を作りました。日本酒のラベルにも同じような紙をチョイスすることがあります。高級感を出すためオフセット印刷せず金箔押しのみ。シンプルかつ高級感があり、つい買ってしまうかもしれません。 和菓子の包み紙には和紙だけでなく、模様やエンボスのある紙をチョイスしても「和」を演出することができます。 ヤマトにてユニークな包み紙を作ってみませんか？もちろん、もっと小さなものから大きいものまで、ユニーク感溢れるものや、おしゃれな包み紙を作ることもできます。 ヤマトにはトムソン会社ならではの目線と確かな加工技術を備えています。 用途・業界に合わせた紙・形状のご提案も承っておりますので、お気軽に相談くださいませ。 |
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