折りやすさはここで決まる|トムソン加工の罫線設計の考え方
■罫線って種類あるの?
パッケージやペーパークラフトを作る時、意外と見落とされがちなのが「罫線(けいせん)」です。
でも実はかなり重要。
というか正直に言うと、仕上がりの美しさや組み立てやすさは、かなり罫線で決まります。
ヤマトでは紙の
- 厚さ
- 密度
- 紙質
によって、罫線の種類や設計を変えています。
同じ箱でも、紙が変わるだけで最適解は全然違います。
■罫線は大きく2種類
① シャープ系(先が尖ったタイプ)
- 細い
- 深く入りやすい
- エッジが立つ
薄紙向きです。
特徴:
・仕上がりがシャープ
・折り目がキレイ
・高級感が出やすい
ただし条件を間違えると…
紙が破れます。
美人だけど気難しいタイプです。
② 丸刃タイプ(やわらかい罫線)
- 少し太め
- 安定感あり
- 割れにくい
厚紙向きです。
というより迷ったらこっち。
加工難易度や事故率を考えるとかなり安心です。
ただしシャープさは少し控えめ。
オールマイティで優等生タイプです。
■なんでわざわざ使い分けるの?
理由はシンプルです。
紙によって「ちょうどいい力加減」が違うからです。
例えば…
薄紙に丸い罫線
→ 折り目がぼやける
厚紙に尖った罫線
→ 表面が割れる
特に表面が割れたら現場では事故扱いです。
だからヤマトでは毎回、
「キレイ」と「割れない」のギリギリを狙っています。
■じゃあ何を見れば“良い罫線”?
結構勘違いされます。
「細い=キレイ」ではありません。
見るポイントはこちら。
✓ まっすぐ入っているか
✓ 全体にゆがみがないか
✓ 表面が割れていないか
✓ 折った時に素直に曲がるか
見た目だけじゃなく、
ちゃんと仕事している罫線か?
ここが重要です。
■ヤマト紙工のこだわり
あまり表には出ませんが、ここが結構大事です。
ヤマトでは木型を作る段階から罫線を設計しています。
- 紙種・紙厚に合わせて刃を選ぶ
- 過去実績から条件を選定
- 組み立てやすさまで考える
特に難しいのが、
「薄すぎず厚すぎず」の中間ゾーン。
ここは数値だけでは決められません。
最終的には現場経験や職人の感覚も含めて判断しています。
トムソン加工は機械だけではなく、人の経験値もかなり重要です。
■まとめ
- 罫線には種類がある
- 条件によって最適な形は変わる
- 一番大事なのは“キレイに折れること”
■こんな症状は要注意
- 折り目が割れる
- 組み立てにくい
- 曲がる位置がズレる
- 折るとゆがむ
それ、罫線設計が原因かもしれません。
■ご相談はこちら
紙種や仕様が決まっていなくても大丈夫です。
「この形状いける?」
「型代を抑える方法ある?」
そんな相談はトムソン屋として大歓迎です。
ヤマトでは用途に合わせた最適なトムソン加工をご提案します。
トムソン加工・型抜き加工のご相談はヤマト紙工までお気軽にどうぞ。


