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トムソン加工におけるマイクロミシンとは?

マイクロミシン目とは?

ミシン目とは飛び飛びに切り目をいれ、切りやすい様にする加工です。

マイクロミシン加工は、通常のミシン目よりさらに細かい破線状の切れ目を入れることで切り取りやすくする加工です。

簡単カットラインがきれいに切り取れるので

応募ハガキ振り込み用紙商品の蓋チケットなど【切り取って使う】

名刺POPなど人の目に触れるもの】

によく使われます。

 

マイクロミシンの特徴


【ミシン目とはわからない程キレイな直線で切り取れる】

【力を入れず簡単に切り取れる】

【凹凸がほぼなく、プリンター印刷できる】


 

ミシン目とはわからない程キレイな直線で切り取れる

 

通常ミシン目は(2mmカット部分×0.6㎜繋がってる部分)ですが、マイクロミシンは(0.3mmカット×0.2㎜繋がってる部分)です。

用紙のちぎり跡のミシン目のギザギザが大変細かいので

ぱっと見た時にはミシン目とはわからない程キレイな直線で切り取れます

 

 

力を入れず簡単に切り取れる

力を入れずに簡単に切り取れます。

通常のミシン目だと途中でひっかかりやぶれてしまう事もありますが、マイクロミシンではほぼありません。

 

 

凹凸がなく、プリンター印刷できる

マイクロミシンの大きな特徴として紙にほぼ凹凸が出ません。

プリンター印刷する時も引っ掛かって紙づまりを起こしたり、にくく、プリンタートラブルを防止できます。

 

上記の様に様々な用途に使え便利なマイクロミシン目ですが、デメリットとしてはどのような事があるでしょうか?

 

マイクロミシンのデメリット


【千切れやすい】

【厚紙・薄紙には加工できない】

【通常ミシン目に比べて割高】

【加工が難しい】


千切れやすい

これはマイクロミシンの特徴である【力を入れず簡単に切り取れる】のメリットが使用する場面によって逆にデメリットとなる場合があります。

少ない力で切れること=千切れやすい

・クーポン券

など千切れてバラバラになって困るものには向いていません。

 

 

厚紙・薄紙に加工できない

マイクロミシンの刃は刃先が針先のように細かく、貫通させることでミシン目を作ります。

ですので厚い紙(110Kg以上)は貫通しにくくなるため、不向きです。

また、薄い紙は薄い紙になればなるほど紙は湿度の影響をうけ伸縮します

その伸び縮みを想定し、トムソンを抜く必要があります。

ヤマトでは紙の伸縮を0.01mm単位で想定し微調整しながら対応しています。

 

ヤマト紙工なら

\\より難易度の高い薄紙のコート紙、フィルム紙もマイクロミシン加工できます。//

 

 

通常ミシン目に比べて割高

マイクロミシンは0.3mm位の細かいミシン目ですから、ミシン刃そのものが値段も高めです。 

工業製品としても加工が難しく高価なだけでなく、刃が小さいため研ぎ直しがほとんどできない(=すぐ寿命に達する)ので通常ミシンに比べて高くなってしまいます。

 

加工が難しい

マイクロミシンはミシン目のピッチが細かいので、通常のミシン目よりも細かな紙質、厚み、流れ目によって抜き圧等の調整が必要です。

トムソン機の抜き圧を一つ間違えると、使い物にならない商品になります。

難易度の高さから意図しない出来上がりになってしまい

他社さんで加工されたマイクロミシンの仕上がりへの不満からヤマト紙工に声をかけて頂き、そのまま長年継続いただいているお仕事もあります。

 

 

 

\\他の印刷会社さんでは断られてしまったミシン加工もお任せください//

ヤマト紙工では、薄紙へのミシン目加工は日常的に行ない、難易度の高い薄紙のミシン目加工を得意としております。

マイクロミシンだけでなく、パッケージなどの厚紙へのミシン目加工も可能です。

長年培ってきたノウハウがありますので、品質には自信があります。

ご依頼・ご相談等ございましたら、大阪のトムソン屋 ヤマト紙工までお気軽にお問い合わせください。

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