咬えと外周は何mm必要か
咬えとは、印刷の咬え側の紙端から製品仕上がりの位置までの距離のことを言い、トムソン咬えは、最低8mm必要です。印刷は通常12mm~15mmほど取ることが多いですが、それで問題ございません。(図1)
反対に紙のど真ん中に印刷されると、弊社としては、トムソン加工しづらくなったり、抜き速度が遅くなる場合があるため、咬え尻に白場が多くなってもいいので、できれば咬え寄りに印刷してほしいです。(図2)
外周は最低1mmと少なくても抜けますが、紙の伸縮を考えると、商品に影響が出る場合があるので、最低でも2mm以上は残しておいた方がいいです。
なお、形状や紙質によっては、2mmでも非常に加工しづらく、生産上問題がある場合があります。それでも5mmあれば、たいていのケースは生産可能です。
ごくたまに、咬え7mm以下しか確保せず印刷してしまった場合、これは、木型を作り直してもトムソン加工することは無理なんです。機械的に抜くことができないでの、やむなく刷り直しにならざる終えないので、ご注意ください。