特色ってどんなところに使われてるの?
今まで特色についてお話してきましたが、
実際どんな色が使われて印刷されているか見たい方もいらっしゃるのではないでしょうか?
レギュラーカラーと特色の違いについて
どんな時に特色で印刷するのがおすすめ?
実は特色の組み合わせ色数を見たことがある方も多いんです。
それは…
切手のシートです。
切手のシートの切手の枠外には画像の様な
色違いの●が何個か連なっています。
これが【この色の組み合わせで印刷がされた事】を表しています。
ではどんな風に特色で印刷されているのでしょうか?
特色2色掛け合わせ パープル×ネイビー
特色2色での印刷です。
2色の印刷ですが、
またよく見てみると、『16』『NIPPON』の部分は
背景に引いた パープル 100%の上に重ねて紺色を印刷しています。
このことにより、印刷のズレによって白い線が出る事も
パープルとネイビーが重なる部分のみ色が濃く現れる事がありません。
貝殻部分は色の%を減らしたり、2色掛け合わせる事で2色での印刷とは思えない位
複雑な表現をしています。
2色印刷なので、調和のあるまとまった仕上がりで落ち着きも感じられます。
レギュラーカラー+特色2色 CMYK +パープル×ネイビー
レギュラーカラーCMYKにネイビーとシルバーの特色2色の印刷です。
レギュラー4色に加え、特色を2色追加するリッチな印刷方法です。
注目点はメタリックカラーのシルバーです。
特色の中でもメタリックカラー・蛍光色は通常インクでは絶対再現できない色味で
特色の醍醐味とも言えます。
レギュラーカラー+特色2色+金箔 CMY+パープル+ネイビー+ゴールド箔
ムムム、これはテクニカルな特色使いですね。
普通、レギュラー4色CMYKとしてしまう所を あえてCMYとし、
特色2色を入れる事で
色数を減らす事と、Kでの掛け合わせでは表現できない色域にチャレンジしています。
その為色数以上の複雑な色の組み合わせが広がります。
レギュラーカラーと特色を組み合わせて印刷する事で
レギュラーカラーの写真の様な細かい再現性
特色でしか作れない鮮やかさや特徴のある色の表現
を両立させる事が出来ます。
特色は見た目が美しく特徴的なインパクトのある印刷が可能ですが、
デメリットとして
・コストがかかる事
・特色の掛け合わせは仕上がりの色をイメージしにくい(色校正を行う必要がある)
生活の回りで目にする特色のアイテムについての記事でした。
皆さんもぜひ、これは特色かな?と探してみてください。
きっと意外なところで目にする機会があるはずです。
ヤマト紙工では
印刷好きな専任の担当者がヒアリングをし、
オススメの方法や想像通りに出来る様
ご提案・アシストさせていただきます。
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