今回は、神社などで使用する、御幣用の紙垂を手作りで作りました。
■「御幣(ごへい)」とは?
御幣(ごへい)とは、雷の光を模して造られた神道の祭祀で、捧げられるもので2本の「紙垂(しで)」を竹または木で挟んでいる
神主さんが持っている「お祓いの棒」として使われる物です。
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・神社の祭典等で神主や巫女がふるお祓いの道具
・鏡餅のお供えの下に用意された雷型の紙でできた飾り
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として見ている方も多いと思います。
■御幣(ごへい)の作り方
奉書紙(ほうしょし)という和紙で作るとよりきちんとした「御幣(ごへい)」を作ることができますが、
今回は扱いやすいコピー用紙で作ってみました。
1.切込みを入れていく
紙の中心から対象に左右に上下それぞれ2本切込みを入れていく。
切込みの位置は紙のサイズを測り、ピンクの破線を目安にカッターやハサミを使って切込みを入れていく。
この時、切込みは
横:紙の横幅 1/10
高さ:高さの2/3
位のサイズで切り込んでください。
2.切込みを入れた部分を手前に折っていく
切込みに合わせて、中心から外側に向かって順番に切込みの深さまで紙を折り返していきます。
3.裏側にひっくり返し、一番上の角を折り返す
全体を裏側にひっくり返し、一番上の角を斜めに折り返えします。
4.頭の部分を半分に折り返す
頭の部分を半分に折返し完成です。串に通せば、御幣が完成します。
5.完成
今回、御幣を作りました。
制作時間は切込みを入れたり、折ったりして1枚作るのに大体1時間ほどかかりました。
しかし、丁寧に注意を払って作っていましたが、やぶれやズレができてしまいました。
なかなか難しいですね。
■ヤマトなら誰でも簡単・綺麗に御幣・紙垂を作れます!
ヤマトでは、切込みと折りスジを入れた状態の御幣を作った製作実績があります。
こちらは以前ヤマト紙工で製作させていただいた
「御幣用 切込み・折り罫入り用紙」です。
作り方を知らなくても切込みと折り線が入っているので簡単に作る事が出来ました。
仕上りもとってもきれいです。
御幣の組み立ては
若い方からご年配の方まで幅広い年齢層の方、組み立て手作業に器用な方・不器用な方もいらっしゃることでしょう。
ヤマト紙工は難易度の高い薄紙を日ごろから扱い、
「破けるか破けないかの限界」を熟知し、培ってきた結果
色んな人が扱える破れにくく・折りやすい 切込み・折スジ加工が入った御幣用紙を製作しました。
また、外で利用する「御幣・紙垂」を作る場合には、耐水性のある紙を使うこともあるようです。
使用する紙でお悩みがありましたら、ヤマトで紙のご提案をさせていただきます。
ヤマトでは、紙垂やお守り封筒・千歳飴封筒など、神社でよくみかける紙アイテムの加工実績が多数ございます。
今回の御幣をトムソンで作られたブログをあわせてご覧ください
匠のブログ(神社で使用する御幣用の紙垂製作)はこちらから>>
神社アイテム製作のご質問・ご相談などございましたら、お気軽に大阪のトムソン屋 ヤマト紙工までお問い合わせください。