今回は、厚紙でできた色見本帳のトムソン加工事例をご紹介させていただきます。
製品を作るにあたって、用紙の種類や厚み、配色などは重要なポイントです。同じ製品を和紙やコート紙で作った時、おそらく全く違う趣の製品に仕上がるはずです。用途によって最適な用紙の種類と厚さを選ぶことも大切なことです。製品作りのプロセスで見本となる用紙の種類や厚み、色があれば、より仕上がりをイメージすることができます。
■今回のトムソン加工について
この見本帳は種類、厚み、色の違う紙をそれぞれトムソン加工で打ち抜いています。数種類もの紙厚に適したトムソンの打ち抜き加工も職人が微調整しています。紙厚の違う紙を抜くとき、もし同じ抜き圧のまま抜き続けると紙粉が出てきてしまいます。紙厚に応じた抜き圧にその都度調整して抜く必要があるわけです。そのような微調整の結果、1枚1枚の仕上がりが綺麗になります。
一冊の見本帳にするため、左上に丸穴のストリッピング加工(穴取り加工)も施しています。ストリッピングも紙厚が違うことで丸穴のカス残りが出ないよう微調整しながら加工しています。
また表紙となる台紙もトムソン加工で打ち抜いています。表紙の背部分に罫線を2本入れ、1枚の紙で表紙と台紙になるように工夫しました。トムソン加工で打ち抜いた色見本を1色ずつ丁合し1冊の見本帳に仕上げています。1枚のズレもない製品に仕上げるのは職人技です。
■インデックス紙の見本帳
また写真のようなインデックス紙の見本帳も作ることが可能です。
詳しくはこちらをご覧ください。
匠のブログ(教員用ファイルのインデックス(見出し)の抜き加工)はこちらから>>
ヤマト紙工では最新の設備を使い、職人が丁寧に仕事を行っています。トムソン加工のご依頼はぜひ大阪のトムソン屋 ヤマト紙工にお任せください。
見積もり依頼・お問い合わせはこちらから>>
加工内容 | 打ち抜き、穴抜き、折り加工 |
商品形状 | 見本帳 |
紙の種類 | 某製紙メーカー様の厚紙230g~1100g |
紙の寸法 | 4/6判 角6切(394*363) 15丁 |
印刷の色数 | 無地 |
こだわり/現場の声 | ヤマト紙工は薄紙専門!! というわけではございません。 1mm以下の厚紙製品を多く見かけますが、1.5mmほどの特厚紙もやりますよ |
図面 |
|