トムソン豆知識

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クワエって何?|クワエが無いとトムソンは抜けません!

クワエって何?|クワエが無いとトムソンは抜けません!

 

 


「紙いっぱいに無駄なく付け合わせて
ロスが無い、夢みてえな印刷物を作りたいな。」


これは印刷関係者全員の願いではないでしょうか?

しかし残念ながら、その願いは届きません。
トムソン加工には加工の出来ない範囲は必ず出てきます。
※印刷にも同じようにクワエのブランクエリアは必要です。

 

トムソン加工の出来ない範囲とは?

 

それは「クワエ」が必要だからです。
K・U・W・A・E(クワエ)とは?

 

トムソン作業では、最初にトムソン機の中にに取り込む際、爪のようなパーツで用紙を1枚づつ挟んで咥えるように
機械の中に取り込みます。
この際、爪に用紙をひっかける余白の部分が「くわえ」と呼ばれています。

 

 

このクワエは最低 8mm
基本12~15mm

 

ブランクエリアが必要です。
また、クワエの逆方向をクワエ尻といいます。

 

 

 

クワエ以外にも印刷物の外周は、
紙の伸縮も考え最低2mm以上はあけてください。
厚い紙や特殊な紙でも5mmあるとたいていは生産可能です。

 

クワエ: 最低8mm 通常12~15mm

クワエ以外の外周:最低2mm以上  通常5mm以上

 

 


おやおや、びっちり付け合わせたいと思ったのにクワエと外周に空きがいるんだな。
必要なものはしょうがない。
1丁ごとの間隔を塗足し両側3mm、3mmの6mmあけてびっちりつけるか…


 

 

できない事は無いのですが….

 

\6mm間隔でもできないこともないけど10mm以上間隔をあけてもらえるとトムソン加工がしやすいです/

 

トムソン機にシートを通し、木型のカタチに刃を押し込み切り抜きますが、
製品と周囲を、留めと呼ばれるつなぎ目でつなぎ止め、バラけて機械に詰まりを防止するために付けています。


そして製品と周囲が繋がったシート状のものを金づちで叩いて外し、製品にします。
この金づちで外す事を落丁と言います。

 

この落丁作業が製品の空きが6mmだと金づちで叩く際、商品に当たってしまう恐れがあり加工しにくいです。
10mm間隔があいていると余裕をもって落丁できます。
(できない事は無いのですが、間隔をあけてもらえると助かります)

 

印刷する紙のサイズめいっぱいに入れてしまいたいところですが、トムソン加工できる範囲に制限があるお話でした。

ヤマト紙工では印刷のサイズなどを考慮し
コストを抑えた製品をご提案させていただいます。

 

 

 

ヤマトにお任せください。

 

 

紙製品で悩まれたら、先ずはなんでもお気軽にご相談ください。

一緒に印刷物を作りましょう。