トムソン加工における留めとは?
トムソン加工とは、
紙を何らかの形に打ち抜く加工のことを言います。
トムソン加工された紙をよくよく見てみると….
端にポツッとした小さな点の突起物があります。
↑これを留めと呼びます。
さて留めは何故ついているのでしょうか?
\\トムソンで抜いた紙がバラけによる機械に詰まらないようにするためです//
トムソン機にシートを通し、木型のカタチに刃を押し込み切り抜きますが、
留めでシートと製品をつなぎ留め、
製品とカス部分をつなぎ、バラけて機械に詰まりを防止するために付けています。
その後、留めの周囲をかなづちなどで叩き落とし、製品に仕上げます。
留めの数が多く、硬く留める場合は、機械につまり停止する事故が減るので、
機械のスピードがあがり生産性があがります。
しかし、
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1.プチっとした突起物ができる為、製品の見栄えが悪い
2.最悪、後工程の事故にの原因になる可能性も!!!
3.落丁時、落とすのが大変
4.紙粉・糸くずが出やすい
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などデメリットもあるので
\\適切な所・適切な量・適切な硬さ の留めを入れる事が大切//
となってきます。
そんなトムソン界の縁の下の力持ち 留め ですが、実は皆さんも一度は見ているはずなんです。
それは….
着せ替え人形
ペーパークラフト
ビンゴカード
書き出してみると、楽しいアイテムに多いですね!
上記のような商品の
【留め】をどうするかはめちゃくちゃ悩みます!!
通常のトムソン加工の場合、落丁機、またはプロの職人が、
長年の経験から適切な強さを判断し外すので、必要な留めの距離・硬さは暗黙の了解でわかります。
お客様が外すペーパークラフトや着せ替え人形などの場合、
留を外すのは普段留めを外しなれないお客様なので
誰が抜いても綺麗にはずせる留めを制作する事は意外に難しいポイントとなっています。
紙が薄い時、硬い留めを付けると外すときの力で紙が破れてしまいます。
とは言え、緩すぎる留めは持ち運ぶ時、外れてばらけてしまいます。
抜きやすさ=外れやすさ
につながるので、お客様の使用目的・好みによって変わります。
\\留めのある商品はヤマトにお任せください!!//
加工の難しい留めのある製品ですが、ヤマトにお任せください。
様々なのペーパークラフト作家さんからご注文いただいています!
作家様と一緒に作品の仕上がりの打合せしながら複雑な形状のペーパークラフトもお作りしています。
困った時は一番最初にお声がけください。ヤマトならできます!何とかします!
最良の留めの位置の見極め、最良の抜き圧の技術がヤマトにはあります。
お客様からもヤマトがつくる紙製品はクォリティが高く、高品質との評価を頂いています。
紙製品で悩まれたら、先ずはなんでもお気軽にご相談ください。