『あの夏、僕たちが好きだったソナへ』の映画公開の際
期間限定で入場者にプレゼントされた
「韓国映画 チケット風 スペシャルデザインカード」です。
映画を観た時の気持ちがよみがえる
思わずコレクションしたくなる素敵なカードですね。
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『あの夏、僕たちが好きだったソナへ』様 サイト
https://synca.jp/bokusona/
株式会社シンカ
デザイン:成田祐人 様
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今回のカードには、特殊紙「CLOUD GRAY」を選ばれました。
「CLOUD GRAY」は、天候や光によって色合いが変化する雲をイメージした用紙で、やさしいブルーグレーとホワイトのリバーシブル仕様です。
アンニュイで上品な風合いが特徴ですが、印刷時にはいくつかの注意点があります。
「CLOUD GRAY」の紙見本を送りし、ご確認いただきました。
印刷上の課題
ブルーグレーの地色は、CMYKカラーをそのまま印刷すると下地が干渉し、
発色が沈み、くすんだ仕上がりになります。
このため、下地に白インクを印刷して発色を補う必要がありますが、白インクの濃淡は事前の仕上がり予測が難しいです。
校正方法について
今回本紙校正を実施しました。
(私は今回まで本紙校正に白版をプリントが可能と知りませんでした。)
本紙校正とは
「本番と同じ用紙にプリントした校正」です。
本紙校正は「CLOUD GRAY」のように色味や風合いに特徴のある用紙には
仕上がりのイメージを確認するため
白版もプリント可能な
①本紙校正
②白インク+4C
はおススメです。
印刷に精通されたお客様から、以下の5種類の白版パターンをご支給いただきました。
①4Cのみ(白版なし)
②4C+全面に白版
③4C+全面に白版2層
④4C+キャストとロゴに白版
⑤4C+キャストとロゴに白版2層
この比較により、「白インクの有無・濃度・適用範囲」による差を可視化。
色校正でだした5パターンから白版の乗せ方をお選びいただきました。
※ただし、本紙校正では白版は実際よりも薄くなります。ご注意ください。
印刷立ち会い
「印刷立ち会い」とは、本刷りの当日印刷現場に赴いて、
色味等をチェックして、現物で仕上がりを確認してから本印刷を行う事です。
インキ自体の濃度の問題は、印刷機でないと対処できない部分です。
お客様のご要望のお色味に近づける様、印刷の立ち会いにいってきました。
特に肌色に注意し、白インクの濃淡を少しづつ確認しています。
白版のインク濃度を何パターンか印刷し、確認しています。
こうして完成したカードは、特別な一枚に仕上がりました。
クライアント様からもお喜びの声をいただき、ヤマト一同と大変嬉しく思っております。
印刷や加工に関する不安、ぜひお気軽にご相談ください!
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