今回ご紹介するのは
日進工業株式会社様(本社:山口県)の公式キャラクター「タスカル貯金箱」のペーパー
クラフトです。
同社様は、プラントやインフラのメンテナンスなど様々な事業を展開されており、
そのPRのため、公式キャラクター「タスカル」の貯金箱ペーパークラフトを制作されました。
500円玉がおよそ20枚入る貯金箱式のペーパークラフトです。
お金を入れるとバンザイし、お金が貯まっていくとしっぽが上がる貯金箱です。
ペーパークラフトの設計は紙乃製作所のハルト様、
印刷は大村印刷株式会社様、
弊社は木型制作・トムソン加工をさせていただいています。
参考リンク先
日進工業株式会社様
(ペーパークラフト「タスカル貯金箱」 組み立て方)ご紹介ページ
https://www.nissink.co.jp/how-to-assemble/
紙乃製作所 ハルト様
https://www.kamino-ss.jp/index.html
大村印刷株式会社様
トムソン加工をするため
「木型」と呼ばれるクッキーの抜型のようなものを作成する必要があります。
数cm厚みのある板に図面をに合わせて溝を掘り、
その溝にカットラインとオリ筋を組み込んだものです。
こちらが実際に使用されたタスカルの木型と出来上がったペーパークラフトです。
木型加工前に確認すること
・木型を制作可能な形状か
・トムソン加工に無理のない配色で配置されているか
ペーパークラフトは、たいていの場合カットラインや折りスジが複雑に入り組んでおり、
複雑すぎる形状は木型に刃や折りスジが入らない事もあります。
事前にデータを確認し木型が制作できるか確認する必要があります。
また、カットライン境界の色味が離れている場合、ヘアラインほどのズレでも目立ちます。
0.2mmほどの塗り足しラインを入れるとずれるリスクが格段に下がります。
「短い線が連続する形は木型作成できない場合があるのでこの部分は修正が必要」
「トムソン加工の都合上、もう少し塗り足しが欲しい」
「そこはデザイン上必要な色なので、変更は難しい」
関係者全員がそれぞれの知識や経験を出し合い木型を作成します。
ペーパークラフトは複雑なので木型の制作難易度が高く
木型作成を丁寧に制作できる日程を確保しています。
データ修正に時間をかけられない事が多く、
至急の判断が求められることや
形状の修正・塗り足しの修正など重なり
作家様にとっても負担が掛かる時間ではないでしょうか?
修正を行いトムソン加工の木型を作成いたします。
\実際にペーパークラフトを組み立てました/
日進工業株式会社様のサイト内 組み立て方を観ながら作りました
ペーパークラフト「タスカル貯金箱」 組み立て方
実際に組み立ててみると、
折り目の深さは組み立てやすさや仕上がりの美しさに繋がると実感できます。
ヘルメットのサンバイザーの仕様や
タスカルのおなか側と背中側・ヘルメット・しっぽそれぞれの微妙なカーブの違いに作家様のこだわりを感じました。
ペーパークラフトについての記事でした。
ヤマト紙工ではペーパークラフトの様々な実績がございます。
製作事例|ペーパークラフト トムソン加工
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オススメの方法や想像通りに出来る様
ご提案・アシストさせていただきます。
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