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【コストカット】コストを抑えて特殊な紙に見える方法

今回は、コストを抑えて特殊な紙に見える方法をご紹介します。

■「特殊」とは?

封筒やパッケージ、紙製品で様々な紙が使われていますが

どこにも使われていないオリジナルの紙でつくってみたい

と思ったことはありませんか?

 


風合いのあるちょっと変わった用紙で製作したい

オリジナルで用紙を製作したいけど、特殊用紙の製作はハードルが高すぎる

コストは落としたい


 

などお悩みはございませんか?

 

コストを抑えつつ 変わったイメージの用紙の作り方をお伝えします!

 

分かりにくいですが、用紙に模様がはいているのは分かりますか?

紙の繊維が模様の様に浮き上がる紙の様にも見えます。

 

実は... ....

透明のニス模様の形に印刷したものなんです!

ニスは通常オーバープリントニスと呼ばれる 印刷物の表面にニスを引き、

印刷物をコーティングすることによって裏移りや色落ちを防ぐ加工方法として使われています。

 

ですが今回は

透明のニスを部分的に印刷し、用紙の繊維のように見せ、特殊な風合いの用紙の様に加工しています。

下は同じ上質紙ですが、質感が全く違う紙の様に見えます。

  

 上質紙 透明マットニス部分的に印刷         上質紙 加工無し  

今回は無地の上質紙にマットニスを部分的に印刷しました。

上質紙のマットな紙質に透明のマットニスを部分的に入れることによって

上品でさりげなく本来の紙の質感のように見えます。

もし、ここでつやのあるグロッシーな紙にマットニスをのせたり、

マットな紙につやのある光沢ニスをのせると

目立ちすぎて、特殊な加工の用紙ではなくただのニスをのせた紙に見えます。

ここで大切なことは、目立ちすぎないバランスで

どんな紙にどのようなニスをのせるか?がポイントです。

 

今回はマットニス加工で封筒を作りました。元の上質紙のマットさとあわせて上品な仕上がりですね。

 

 

この封筒はフタが三角形になっており糊付けが斜め方向になっている封筒の貼り方です。

展開するとダイヤモンド形になるためダイヤ貼と呼ばれています。

挨拶状や招待状、案内状の送付に使われ、フォーマルな用途に最適です。

今回の上品な紙の質感とあいまって高級感溢れる特別な封筒として仕上がっています。

 

印刷を入れると聞くと色の入ったカラー印刷を思い浮かべますが、

透明のニスを印刷することによって紙の風合いを演出する事ができます。

 

 

如何でしたか?

 

 

主に高級感を出すために変わった紙や特殊な紙をお求めのお客様がいらっしゃいますが、

一般的に特殊な用紙は単価がとても高いです。

 

今回は透明のニス版を利用し費用を抑えながら、風合いのある紙の様にを見える方法を記事にしました。

 

ヤマトでは様々な特殊加工の経験があります。

その経験を活かし、商品のイメージに合わせたぴったりな形状・加工・用紙をご提案いたします。

 

 

ヤマトでは様々なフェーズからトムソン加工を承っております。

フルオーダーでも、印刷からでも、刷本支給でも問題ありません。ご希望がありましたら、形状・紙の提案も致します。

 

 

 

 

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