今回は、梨地エンボス紙でできたチケット用の細長い封筒のトムソン加工事例をご紹介させていただきます。
■形について
普通のカマス型封筒より横長の形になっており、細長い封筒となっています。
用途としては、チケットやクーポン、商品券などのチケット類を入れたりできます。
用途に合わせてサイズを変更したり、紙の変更や印刷などでデザインを加えることで、オリジナルでの作成が可能です。
例えば、商品券やギフト券用の封筒にする場合は上品な紙を使用したり、箔押しなどで高級感を出すのも良いと思います。
電車やバスの切符入れとして使用する場合は、裏と表に案内や広告、問い合わせ先などの印刷をすると良いと思いました。
また、ほかのトムソン事例でチケット封筒がありましたが、フラップ(のりしろ部分)の位置が異なっていました。
左が今回紹介した形で、右が別の商品です。
このように同じような形やサイズでも、フラップの位置が異なっていたり、フラップが片方のみついていたりと様々なチケット用封筒があります。
私個人の意見としましては、右の方が封入物を入れる際にフラップに引っかかりにくく、出し入れがスムーズなのではないかと考えました。
■紙について
紙は、130kgで大き目の梨地エンボスで古紙が10%配合されており、自然な風合いが感じられる紙です。
テクスチャーとしては、表裏面ともに少しザラついています。
深くきれいな藍色で高級感があります。箔押しなどでさらに高級感が出ると思います。
印刷をする場合は、インクジェットプリンタがオススメです。
レーザープリンタだと凹凸があるため、トナーがきれいに乗らない可能性がありますのでご注意ください。
以上、梨地エンボス紙でできたチケット用の細長い封筒のトムソン加工事例のご紹介でした。
ヤマト紙工では、様々な形状の紙製品の加工実績がございます。また、印刷からのご依頼も承っております。提携の紙屋・印刷屋がございますので、お客様のご要望に沿ったご提案をさせていただきます。
トムソン加工に関するご依頼・ご相談等ございましたら、大阪のトムソン屋 ヤマト紙工までお気軽にお問い合わせください。