今回は、再生紙でできたキャラメル箱のトムソン加工事例をご紹介させていただきます。
一見、よくある長方形のクラフト紙でできたキャラメル箱です。
ロゴの印刷部分は、箔押し加工(艶アリ黒)になっています。
紙をよく見てみると….
写真では少しわかりにくいですが、このように黄色や赤や青など細かい粒が入っています。
再生紙(リサイクル紙)なので白い粒が入っていますが、それも赤や青などの粒と一緒になりおしゃれに見えますね。
このように、紙に色や模様があると、シンプルで少ない印刷でもデザイン性があると感じます。
■再生紙(リサイクル紙)について
再生紙(リサイクル紙)と普通紙の作り方の違いはほとんど一緒で、違いは原料が違うという点だけです。
紙を作る原料はパルプという、分離した植物繊維が必要です。
そのパルプにはいくつか種類があり、木材から作られる「科学パルプ(KP)」「機械パルプ(GP)(TMP)」、古紙から作られる「脱インキパルプ(DIP)」があります。
このそれぞれのパルプを配合し、その比率を変えることによって様々な紙ができます。
再生紙では、古紙問屋に集められた古紙を新聞や雑誌などに分別され、製紙会社に運ばれます。
そこから、機械に入れ元々の印刷されていたインクを剥がし、別の機械でインクを除去し、金属やプラスチックなどの異物を取り除きます。
そしてできた脱インキパルプ(DIP)とほかのパルプなどを混合し、機械で紙にしたものが再生紙です。
■キャラメル箱について
箱の上下に差し込みの蓋がついているベーシックでよく使われている箱です。組み立てが簡単にでき、構造がシンプルなので軽量向きです。
また、短い納期で製作が可能で、比較的安く製作することができます。
以上、今回は、再生紙でできた箱のトムソン加工事例のご紹介でした。
ヤマト紙工では、様々な形状の箱の加工実績がございます。また、印刷からのご依頼も承っております。提携の紙屋・印刷屋がございますので、お客様のご要望に沿ったご提案をさせていただきます。
トムソン加工に関するご依頼・ご相談等ございましたら、大阪のトムソン屋 ヤマト紙工までお気軽にお問い合わせください。