今回は、縦にも横にも置けるパッケージのトムソン加工事例をご紹介させていただきます。
こちらは、お茶のパッケージです。シンプルな四角いパッケージに見えますが、実は縦にも横にも置けるデザインになっています。
　

スーパーやコンビニ等の店頭で陳列する際に、陳列スペースにあわせて、置く方向を決められますので、お店の人に優しいデザインですね。

このパッケージ開ける時は、横向きにおいて開封します。ミシン目が入っているため、少し力を加えるだけで、簡単に開封することができます。また、開封後も蓋を閉めることができますので、余ったお茶は、そのままパッケージに入れて保管しておくこともできます。

■箔押し加工について

このパッケージはグレーの紙に銀色で箔押し加工をしてあります。

グレーと銀色はかなり似た色に見えます。ですので、角度によっては、箔押し部分の文字が少し見えずらい場合もあります。しかし、同系色を使用していることで、パッケージ全体に統一感があります。また、箔押しなので、箱を持った時に文字が光って高級感のあるパッケージとなっています。

ちなみに、箔押しされているのは横向きに置いた場合のみで、縦に置いた場合は白色で印刷された文字が見えます。こちらの方が文字は見やすくなりますが、やはりインパクトには少し欠けますね。

■今回のトムソン加工について

今回は、打ち抜き加工、ミシン目加工、罫線（折スジ）入れ加工を行いました。

ミシン目加工は、開け口部分に入れてあります。通常のミシン目とくの字ミシン目が組み合わさっており、手でも簡単にパッケージが開けられるようになっています。

また、このパッケージは、改ざん（売り物のパッケージを開けて、商品にいたずらすること）防止にもなっています。
糊付けされる部分は一度開けると、表面がびりびりになりますので、開封されたことがわかります。また、正面のミシン目加工から開けた場合も、言わずもがな開封されたことがわかります。食品や薬のパッケージについては、このように、いたずらされない工夫と購入者が開けやすい工夫が必要になってきます。

罫線は太めに入れてあります。太く入れてあることで、厚い紙でも曲げやすくなります。また、背割れを防止する効果もあります。

ヤマトでは、様々なパッケージのトムソン加工実績がございます。トムソン加工のお見積り依頼・パッケージ製作のご相談などございましたら、大阪のトムソン屋 ヤマト紙工まで、お気軽にお問合せください。