今回は、スタイリッシュなライナーグレーの封筒のトムソン加工事例をご紹介させていただきます。
こちらは、ライナーグレーという紙を使用した封筒です。グレーの紙に水色の印刷を施すことで、ツートーンのスタイリッシュなデザインになっています。
■ライナーグレイについて
ライナーグレイは、紙の繊維が見えるため、紙らしくナチュラルな風合いをしています。古紙配合率70%以上で環境にも優しい紙です。
灰色は、クールやスタイリッシュといったような印象を与えるカラーです。ですので、かっこいい印象のアイテムを作る際にはグレーが向いています。また、グレーは無彩色と言われる色味がないカラーです。ですので、他の色を引き立ててくれるような役割もあり、どの色と組み合わせても相性が良いので、使い勝手が良いのも大きな特徴です。
■今回のトムソン加工について
この封筒では、打ち抜き加工と罫線(折スジ加工)入れ加工を行わせていただきました。
こちらの封筒は、カマス貼りという貼り方をする封筒です。カマス貼りとは、封筒の両サイドで糊付けをする貼り方の事を指します。カマス貼りの場合、貼り合わせる部分が端にくるため、表だけでなく裏側もデザインしやすくなります。
この封筒の場合は、表裏で柄が続くようなデザインになっています。フォントの印象も相まって、おしゃれな封筒に仕上がっていますね。
このようなデザイン封筒の場合、柄の位置がしっかりと決まっているので、型抜きをする際に位置がずれてしまわないよう細かく調整を行う必要があります。トムソン加工時の抜き位置調整もトムソン加工職人の大事な作業の1つなんです。
蓋の部分は半円形になっています。既成封筒では、直線的なデザインの封筒が多いかと思いますが、トムソン加工で封筒を作る場合は、このように曲線を加えて、少し変わった形状の封筒を作ることもできます。今回加工した封筒もシンプルな図形の組み合わせですが、スタイリッシュでおしゃれな封筒に仕上がっているかと思います。
以上、今回はスタイリッシュなライナーグレー封筒のトムソン加工事例のご紹介でした。
ヤマトでは様々な封筒のトムソン加工を承っております。カマス貼りだけでなく、ダイヤモンド封筒や和封筒の加工実績も多数ごさいますので、お見積り依頼やご質問等ございましたら、大阪のトムソン屋 ヤマト紙工までお気軽にお問合せください。