今回は、黒い角底袋のトムソン加工事例をご紹介させていただきます。
こちらは、片ツヤ晒クラフトという紙でできた、角底袋です。形は比較的一般的ですが、表面が黒べたで印刷されているので、高級感のある仕上がりになっています。
■角底袋とは
そもそも、角底袋とは、持ち手が無く、底が四角形の紙袋の事を言います。この製品の場合は黒色ですが、茶色の角底袋の方が、馴染み深いかもしれません。
お菓子等の量り売りで、角底袋が使用されることが多いです。ドラッグストアで衛生用品を買った場合なども角底袋に入れてもらったりします。また最近では、レジ袋が有料となり、買った商品を角底袋に入れてもらう機会も増えているかもしれませんね。持ち手がありませんが、袋の中で小分けにしたい場合等に、角底袋が役に立ちます。
■今回のトムソン加工について
この製品では、打ち抜き加工、罫線(折スジ)入れ加工、穴抜き加工をさせていただきました。底が4角形=マチ付きの紙袋ですので、少し複雑な形になっています。このような複雑な形の型抜きにはトムソン加工が必要不可欠です。また、マチ部分が作れるように様々な箇所に罫線を入れてあります。
袋の裏側には直径20mmの穴も空けてあります。このような穴あけももちろんトムソン加工で行うことができます。
お好きな紙でお好きな形の紙袋を作ることができるのがトムソン加工のメリットです。工夫次第でオリジナリティ溢れる紙袋を作ることができますよ!!
■片ツヤ晒クラフトについて
この袋は、片ツヤ晒クラフトという紙が使われています。片ツヤは片面だけプレス加工によってツルツルしているのが特徴です。また晒(漂白すること)クラフトなので、クラフト紙ですが紙の色は白色です。今回の製品の場合は、袋の内側がツヤツヤしており、外側はざらざらで黒色に印刷されています。
クラフト紙は丈夫な紙なので、破れにくい特徴があります。また、クラフト紙には自然やナチュラルといった印象を与える特徴もあります。
この製品の場合は、外側はザラザラ中側はツルツルなので、ナチュラルな雰囲気を残しつつも高級感を演出できていますね。
ヤマトでは、様々な形の紙袋・手提げ袋のトムソン加工を承っております。紙製の袋の製作をお考えの方、トムソン加工の見積依頼やご相談などある方は、大阪のトムソン屋 ヤマト紙工までお気軽にお問合せください。