今回は、名刺差し込み付きのA4サイズのペーパーファイルのトムソン加工事例をご紹介させていただきます。
ペーパーファイルには様々な種類があります。例えば、ポケット付きファイルには、片面ポケットや両面ポケット、名刺差し込み付き、組み立てタイプといった様々な形が存在します。ペーパーファイルは会社案内・施設案内・カタログ表紙などに使われ、その用途に応じて様々な形状が存在しているわけです。付加価値として、表紙に変形窓を抜いたり、表面全面にPP加工を施したり、ロゴなどシンボル絵柄を凹凸にしたり(エンボス加工)、金や銀(光沢有・無)の箔フィルムを定着させる(箔押し)加工を施すことで更に高級感を出すことができます。
今回加工したペーパーファイルは、2つ折になっており、片面がポケットになっています。
ポケットがついた部分にパンフレットなどの資料を入れることができます。ポケット部分には、名刺やカードを差し込むことができる切込み加工も行っています。このような形状の場合は、会社案内や企業向け説明会等での使用に適しています。
■差し込み部分の形状について
案外悩む差し込み部分の形状。
楕円状にしたり、名刺がスポスポ抜けないよう両サイドだけヘの字にするか1mmの穴刃にします。厚みのあるカードを差し込む場合は長方形の穴をあけたりもします。
ヤマト紙工では、片面ポケットや両面ポケットのペーパーホルダーはもちろんのことですが、マチ付きポケットファイルや窓付きポケットファイルも可能です。マチになる部分の罫線の間隔は5mm~10mmといった様々なサイズで折りスジを入れることも可能です。工夫を凝らすことで様々な表現、加工をすることが可能ですので、お客様のご要望に応じたオリジナル商品をお作りすることが可能です。
また、ヤマトでは木型の無料貸出サービスを行っております。ヤマトが保有する型にお客様のご希望の形状がございましたら、木型代無料でトムソン加工をいたします。詳しくはこちらをご覧ください。
匠のブログ(トムソン型代無料!木型貸出サービス!!)はこちらから>>
ヤマト紙工では、お客様が笑顔で喜んでいただいている姿をイメージしながら、お客様のお手元に早くお届けできる様にきれいな仕上がりで早く作業しています。
ペーパーホルダー、トムソン加工のご依頼がございましたらぜひ大阪のトムソン屋 ヤマト紙工にお任せください。
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加工内容 | 打ち抜き、折り加工、切込み |
商品形状 | ファイル |
紙の種類 | アートポスト 4/6判 240kg / コートカード紙360g(アイベストW・パーフェクトW・サンカード+ 等) |
紙の寸法 | 菊判 2切 1丁 |
印刷の色数 | 4/0 |
こだわり/現場の声 |
ポケット付きファイルを作成する際に特にこだわっているのは、ずばり、罫線の入れ方です。トムソン加工後のポケット部分の組み立て作業は、機械か手作業で行うため、罫線の太さ・強弱がによって折りやすさが変わってきます。 もし、不適切な太さ・強さの罫線で組み立てを行うと、折りズレやシワの原因になります。クレームにもつながります。それだけではなく、組み立て作業に時間がかかります。罫線が入ればなんでも良いという訳ではないんですね。 ヤマト紙工では、熟練の技術を持つ職人が、組み立て作業をする人のことも考え、罫線の入れ方を調整してトムソン加工を行っています。その結果ヤマトでは、組み立て作業も素早く綺麗に行うことができます。 ポケット付きファイルにはどんな紙をチョイスしようかな? カタログ表紙に使用しないのであれば、コート紙もしくはマットコート135k以下は避けたほうがいいでしょう。使用している間に紙自体が破けたり、印刷の色が剥がれたり、シワだらけになります。高彩色な再現性・耐久性・保管性を考慮すると、アートポストなら160kg以上。アートポストより更に紙自体の強度がほしい場合はコートカード紙。例えばアイベストW・パーフェクトW・サンカード+360gクラスをチョイスしてみてはいかがでしょうか。 |
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